「毎日好きなことだけで埋めていく」を読んで


こんにちは。
今回は本田晃一さんの著書「毎日好きなことだけで埋めていく」について、本の紹介や読んでみた感想を話していきます。

この本は2019年夏に発売された自己啓発本であります。
書店で「オススメ本」として置かれていて、目に入ったので、購入して読んでみました。

本書のテーマは、

「嫌い」を減らして「好き」で埋めよう

ということで、

  • 「人生に不満がある人」
  • 「自分の好きなことがわからない」

という悩みをかかえた方にオススメの本となっております。

この本の内容をすべて語るのは難しいので、
今回はこの本を読んで、よかったと思うポイントをいくつかピックアップして紹介しながら、自分の感想も語っていきたいと思います。

「犠牲を払わなければ、やりたいことはできない」は勘違い

たとえば「独立したいけど、家族のことが気になるからできない」などの悩み、
本書ではこういうものは「勘違い」であると説いてます。

新しい挑戦をする前というのは、やはりそういう不安は付き物ですが、
始めてみると、「意外とスムーズに進む」「心配していた問題は起こらないor起こっても後から解決できる」もの。

これらの不安や心配にとらわれて、行動できずにいるのは、もったいないと著者は説いてます。

たっぷり寝る

著者は「寝る時間を確保して夜はしっかりたっぷり寝ること。これを3日間試してみましょう!」と説いてます。

ブラック企業勤めしていたときは、いつも睡眠不足でイライラすることも多く、仕事もプライベートの質もがた落ちしていたことを考えると納得ですね。

ブラック企業を辞めて、しっかり寝る時間を確保できるようになってから、一日の充実具合が一気に向上しましたね!

心の羅針盤を復活させる

「やりたいこと」よりも「やりたくないこと」を明確にして、紙に書きだしてみるとよいそうです。

日常的な例ですと、たとえば「毎日行っている皿洗いを3日に1回変更してみる」とか。
自分は現在一人暮らしなのですが、以前はほぼ毎日食器洗いをしていたのですが、
この本を読んで、試しに実践してみたら、「意外となんとかなるものだな」と気が楽になりました。
使う食器も少ないので、今でも3日に1回くらいしか食器洗いはしてません。

「類は友を呼ぶ」というように、
「ダメ人間になってはいけない」という思い込みは、「ダメ人間になってはいけない」と思う人を引き寄せてしまいます。

ダメ人間、上等!
たまにはサボることも心のブレーキを外すのには必要なのでしょうね。

やりたくないことは「ノー」でいい

たとえば会社で上司から仕事を頼まれたとします。
その仕事があなたにとって「気が乗らない仕事」「やりたくない仕事」だったとしても、
上司の機嫌が気になって仕事を断りづらいと思います。

しかし、著者はこういう場面では、自分の気持ちを優先して「ノー」と言うべきと説いております。
仕事を断れないのは「いい人と思われたいから」というケースであることが多いです。
でも、「いい人と思われたい」がゆえに自分の気持ちに嘘をつき続けると、いつの間にか消耗してしまうでしょう…

だからイヤなものはイヤと、はっきり断るべきだと著者は主張しております。
これを続けていくことで、自分の本当の針路がハッキリしていくとのこと。

「自由」とは選択肢がたくさんあること

「贅沢は敵だ!」という言葉を時々耳にします。
しかし、著者は余裕があるときは一度は贅沢な品に触れてみることをすすめております。

これは僕が実際に体験した例を挙げます。

ある日、友人のオフ会に参加するために、はじめて山形へ遊びにいってきたときのことです。
新幹線の車両には「普通車自由席」「普通車指定席」「グリーン車」と3つの車両に分かれておりますが、
僕はせっかくのはじめての山形ということで、往復ともに新幹線の「グリーン車」を利用して遊びにいってきました。

グリーン車は、利用者も少なく、シートが大きくて、座り心地がよかったです。

僕はこの移動で「グリーン車」という極上を経験しました。
グリーン車に乗ったことがなければ、この先、新幹線に乗る際は「普通車自由席」の一択です。
しかし、一度、グレードの高いグリーン車というものを味わったことがあれば、次は「格安orハイグレード」という選択肢がうまれます。
「今回はグリーン車でいこうかな?」とか「今日は自由席が空いているから、自由席にしよう」と。

このように選択肢が広がるということは、自由を手にすることになります。

「小さな一歩グセ」をつける

「あの趣味に挑戦してみたいけど、自分にはハードルが高すぎて無理だ…」
と、こういう悩みはいたるところに存在しますね。
そういうときは、「小さな一歩グゼ」をつけるといいです。
具体的には「今の生活のなかで、できるところから挑戦してみる」こと。

そうですね。
僕の近年の例ですと、「音ゲー(音楽ゲーム)」ですかね。
jubeat(コナミの音楽ゲーム)を知る前は、
音ゲーのプレー風景を見るたびに、

音ゲーか…

こんな素早くて細かい操作、
自分には絶対ムリー…!

と嘆く時期もありました。

しかし、友人たちの間でjubeatが流行っていたので、自分も思いきってjubeatにチャレンジしてみることにしました。
最初は低い難易度の曲(BASIC)をチマチマやってました。
本当にこのときは小さな一歩でした。

それが今では、最高難易度のレベル10をクリア、フルコンボできるくらいに成長できました!
当時はレベル8くらいですら、「速い!」「複雑!」「無理!」とサジを投げたくなるくらいでしたが、
現在の結果は、小さな一歩の積み重ねが生んだ結果です。

現在はこの「青いブログ」の更新、そしてプログラミングの学習にも、挑戦中です。
小さくですが、着実に前に進んでいるのが、実感できます。

というわけで、なにかに挑戦する際は、いつも小さく一歩踏み出すことを、心がけましょう。

生き方の「お手本」を見つける

自分が「こうなりたい」と思っていることを、すでに達成している人を自分の「お手本」として探すことが、好きなことで生きていくうえで大切なことのひとつと著者は述べます。

お手本探しのポイントは次の2つ

  1. 「自分自身が『いいな』と思うことを実現している人」
  2. 「自分が『いいな』と思うやり方でうまくいっている人」

以上の2点。

その「お手本」を見つけたのはいいけど、その人があまりにも凄すぎて、落ち込んだり、嫉妬したりすることもあるでしょう。
そういうときはどうすればいいか?
それは「そのお手本を観察&分解してみて、自分にもできそうな部分を探す」のです。

本書ではウサイン・ボルト選手を例に挙げております。

「ウサイン・ボルト選手、すげー」と思っていても、ウサイン・ボルト選手のように速く走るのはとても無理ですよね。
でも、「ボルト選手の走り方のフォームでここは真似できそうなので、自分の走りに取り入れてみよう!」
と、このように上手い人を細かく観察して、自分の技術として取り入れることはできます。
そうすれば、あこがれの選手と同じ域には到達できなくても、少しずつでも成長を実感しながら過ごせるので、幸せを感じることができるのです。

最後に

いかがだったでしょうか?

僕は、自分の中にある「心の重石」を感じたときなどに、この本を開きなおして、何度も読み返しております。
読むたびに、「あっ、これ実践してなかったから、やってみよう!」とか、新たな気づきがあります。

今回、紹介した内容は本書のほんの一部にすぎません。
本書には他にも、「人生を好きなことで埋めていく方法」がたくさんありますので、
興味がある方は是非、書店やAmazonなどのオンラインショップで購入して、読んでみてください。
自分の上に乗っている「心の重石」が取れて、少しでも心が軽くなるかもしれません。

今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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