こんにちは。
今回は昔に「デバッグ作業」を実際にやっていた過去と、実際に作業をした感想を語ります。
デバッグ(debug)とは
「デバッグ(debug)」とは、TVゲームやパチンコ&パチスロ、更には携帯アプリ(現在だとスマホアプリも)の動作をひととおりチェックして、おかしな点や間違った動作をする箇所(バグ)を見つけるお仕事です。
パチンコ&パチスロ
パチンコやパチスロのデバッグでは、ひたすらパチンコ玉やコインを投入して、ゲームを回し続けます。
そして、当たりや確変の演出などがちゃんと動作するかをチェックします。
携帯(スマホ)アプリ
携帯(スマホ)アプリのデバッグでは、アプリゲームだけではなく、配信サイトやFXなど、ゲーム以外のアプリの動作チェックも行います。
ゲーム
ゲームのデバッグでは、据え置き型ゲームや携帯ゲーム機のゲームの動作チェックを行います。
ジャンルによってチェックするポイントは様々!
たとえば「RPG」では、
- テキスト(キャラクターのセリフなど)の誤字&脱字のチェック
- 特定の場所で特定のイベントがちゃんと発生するかどうか?
- 本来壁であるはずの場所が、すりぬけてしまわないか?
- 敵の強さが強すぎないか?
など、チェックする項目は色々あります。
作業について
ゲームやアプリのデバッグ作業では、携帯やゲーム機の横に、パソコンやメモが用意されており、作業中に気になった箇所をメモしたり、パソコンのネットワーク内でバグの報告をしたりします。
単純作業が苦手な人には向かないかも…
このデバッグの作業、じつに単純作業の連続です。
パチンコやパチスロのデバッグの場合、一日同じ演出をチェックするなんてことも…
ゲームのデバッグのときも、一日中、同じシーンを繰り返しプレイしなければならないことも普通にあります。
はっきり言いまして、「単純作業が苦手な人」、それと当然といえば当然ですが「ゲームが嫌い、または苦手な人」には、かなり苦痛なお仕事といえるでしょう!
さらに言えば、「自分は単純作業は得意なほう!」と言う人でもおそらく厳しいレベル!
(現に僕がそうだった…)
いつも仕事があるわけではない
※ここからは僕が実際に勤務していた実体験です。
僕が勤務していたときは、基本的に月~金の週5勤務なのですが、
クライアントからの依頼がない場合や、案件の人数が定員に達したりした場合は、勤務しているデバッグ会社から「待機でお願いします」と電話がくることも…
最初のうちは、1日のみ待機(お休み)で、その次の日には同じ案件の仕事を再開したり、別の案件の作業に入ったりしてましたが、
時が経つにつれ、「待機」の頻度がだんだん多くなっていき、しまいには1ヵ月以上仕事がないことも…
こちらから会社に「本当にお仕事ないんですか?」と電話しても、「ありません!待機しててください!」の一点張り!
2007年春から2010年春頃まで、デバッグ会社に勤めていましたが、
さすがに仕事にならないので、結局、退職することにしました。
おまけ
余談ですが、
待機している期間、「案件がないから仕事がない」と単純に思っていたのですが、
同デバッグ会社の求人誌や求人サイトをのぞいてみると、
「デバッグ作業スタッフ 大量募集中!!!」
…
まとめ
- デバッグはゲームだけでなく、パチンコやパチスロ、携帯(スマホ)アプリのチェックもある
- 「単純作業が苦手」「ゲームが嫌い、または苦手な人」には難しい仕事
- 「単純作業は得意!」と思ってる人でも、つらいレベル
- 雇用形態にもよるが、いつも仕事があるわけではない。場合によっては1ヵ月以上、仕事がないことも
最後に
デバッグ作業は、コアなゲーマーやゲーム好きな人にとって、夢のある仕事のように思えますが、配属される案件は会社が決めるため、実際は好きなゲームで遊べるわけではありません。
そしてなにより、単純作業の連続です。
しかし、ゲーム好きな人は一度はデバッグ作業に触れてみるのも、アリだと思います。
普段遊ばないジャンルのゲームのデバッグ作業をおこなったのをキッカケに、そのジャンルのゲームに興味をもつ場合だって有り得ます。
案件は選べませんが、発売前のゲームを遊べるのも魅力です。
運がよければ、自分が普段遊んでいるゲームの最新作を遊べることも!
今回は以上です。
最後までご覧いただきありがとうございました。