【ポケモン剣盾】ザシアン(けんのおう)育成論(ランクバトル・シリーズ8)


この記事では、「ポケットモンスター ソード・シールド(ポケモン剣盾)」のザシアン(けんのおう)の育成論を紹介します。

※当記事は「ランクバトル・シリーズ8 シングルバトル」の環境においての育成論となります。

ザシアン(けんのおう)

タイプ:フェアリー・はがね
特性:ふとうのけん(場に出た瞬間、攻撃が1段階アップする)
種族値:
HP:92
攻撃:170
防御:115
特攻:80
特防:115
素早:148

ザシアン(けんのおう)について

ザシアンは、通常は「れきせんのゆうしゃ」というフォルムで、タイプはフェアリーのみとなっておりますが、持ち物として「くちたけん」を持たせることで、バトル中のみ『けんのおう』というフォルムにチェンジし、タイプもフェアリー・はがねタイプに変化します。

また、「アイアンヘッド(PP15)」を覚えさせて、フォルムチェンジすると「アイアンヘッド」が『きょじゅうざん(PP5)』に変化します。
なお、「アイアンヘッド」に対してポイントアップなどでPPを上昇させている場合、「きょじゅうざん」のPPも、ポイントアップの使用回数に応じて上昇します。

立ち回り

ザシアンは、攻撃170と素早さ148から繰り出す物理攻撃に加えて、場に出た瞬間に攻撃が1段階アップする特性「ふとうのけん」によって、非常に強力な物理アタッカーとなります。

また専用技の『きょじゅうざん』は、ダイマックスをしているポケモンに対して威力が2倍になるという効果もあり、相性がよければ相手のダイマックスポケモンも一撃で倒せるほどの能力があります。

欠点といたしまして、持ち物が「くちたけん」で固定になってしまい、状態異常を治す「ラムのみ」や、相手の攻撃を一撃だけ耐える「きあいのタスキ」などの便利な道具が使えない点にあります。
特に状態異常は、やけど、まひになるだけで、大幅に弱体化してしまうため、自身で「みがわり」を使用したり、味方ポケモンによる「ミストフィールド」などで対策しておくと動きやすくなるでしょう。

素早さが速いため、トリックルームを主体としたパーティにも注意が必要です。

物理アタッカー型

性格:ようき
持ち物:くちたけん(変更不可)
努力値:攻撃252 素早252 HP4
技:じゃれつく/きょじゅうざん/(選択1)/(選択2)

選択技:せいなるつるぎ/インファイト/ワイルドボルト/かみくだく/こおりのキバ/でんこうせっか/みがわり/つるぎのまい

タイプ一致技の「じゃれつく」と「きょじゅうざん」は確定技です。
残りの枠は、格闘技の「インファイト」と「せいなるつるぎ」、電気技の「ワイルドボルト」、ランドロスに有効な「こおりのキバ」、ブルンゲルやシャンデラなどのゴーストに強い「かみくだく」、唯一の先制技「でんこうせっか」、状態異常やダイマックスターン枯らし、さらにはメタモンの変身対策にもなる「みがわり」、そして火力増強の「つるぎのまい」など、技の攻撃範囲はかなり広いです。

筆者が使用している型

性格:ようき
持ち物:くちたけん(変更不可)
努力値:攻撃252 素早252 HP4
技:じゃれつく/きょじゅうざん/せいなるつるぎ/みがわり

筆者がシーズン15のシングルバトルにて実際に使用した「ザシアン」の型です。

現環境ではザシアン対策のポケモンとして「メタモン」が連れている人が多く、ほぼ選出されておりました。

メタモンがザシアンに変身した場合、ザシアン側の能力ランクと特性をコピーするため、ザシアンに変身したメタモンは、コピーした攻撃1段階アップ状態に加えて、特性「ふとうのけん」の発動でさらに攻撃1段階アップして、攻撃ランク+2の状態になります。

その上、メタモンは持ち物に「こだわりスカーフ」を持たせていることが多く、ザシアン側にとって非常に不利な状況ができあがってしまいます。

これに対する対策として「みがわり」があります。
事前に「みがわり」を張っておけば、メタモンの「へんしん」や、特性「かわりもの」を無効にすることができ、大幅にアドバンテージが取れます。

またザシアンが戦いにくいポケモンとして、特性「てんねん」の「ヌオー」があげられます。

特性の「てんねん」により、「ふとうのけん」によって上がった攻撃ランクを無視されてしまい、さらに努力値HB振りなど防御に特化されてしまうと、ザシアンの攻撃は容易に受けられてしまい、「ねっとう」によるやけど、「じしん」で弱点を突かれるなどで、返り討ちにされるでしょう。

ザシアンを使用する場合は、ヌオー対策として、くさタイプのポケモンを入れておくとよいでしょう。