こんにちは。
本日、2020年9月25日、
米Amazon(アマゾン)が、据え置き型ゲーム機を必要としないクラウド型のゲーム配信サービス「Luna(ルナ)」を発表しました。
データの遅延を軽減する「Luna」専用のコントローラーも発売され、米でのサービス開始は2020年10月の予定で、利用料金は月額$5.99(米)。
日本でのサービス開始はまだ未定だそうです。
「クラウドゲーム」とは?
今度サービスが開始される「Luna」というのは、いわゆる「クラウドゲーム」サービスというものですが、この「クラウドゲーム」。
普段TVゲームで遊んでいる人達のあいだでも、まだ聞きなれない言葉なのではないでしょうか?
「クラウドゲーム」とは、ゲーム中の処理や動作を、手持ちの本体ではなく、「クラウドサーバ」によって、すべておこなうゲームサービスです。
ゲームユーザーはクラウドゲームを遊ぶ際は、つねにインターネットでクラウドサーバーに繋がっている状態で遊ぶことになります。
専用のTVゲーム機本体は必要なく、PCやスマホ、タブレット端末などを利用して遊びます。
メリット
専用のTVゲーム機本体とゲームソフトが不要
「クラウドゲーム」サービスのメリットについてですが、
まず、専用のゲーム機本体もゲームソフトもいらないこと。
たとえば、「ファミコン(ファミリーコンピュータ)」を遊ぶには、テレビ(出力機)、ゲーム機本体(ファミコン)、ゲームソフト(ファミコンカセット)が揃って、はじめて遊ぶことができます。
一方、「クラウドゲーム」の場合は、ゲーム機もゲームソフトも必要なく、PC(&ディスプレイ)とスマホとコントローラー(&インターネット環境)があれば、遊ぶことができます。
PCやスマホのスペックに関係なく、高画質なゲームを楽しめる
ユーザー側の端末でおこなわれる処理は「ストリーミング再生」のみであり、
細かいデータの処理はクラウドサーバ側でおこなわれるため、
ユーザーの手持ちのPCやスマホのスペックに関係なく、高画質かつスペックの高いゲームを遊ぶことができます。
またプレイしたセーブデータも、クラウドサーバで管理されているため、
家ではPCでプレイして、外ではスマホでプレイするという遊び方も可能です。
デメリット
逆にデメリットはどうでしょうか?
遅延
オフラインのゲームではほとんど起こらないゲーム処理の遅延。
ところが「クラウドゲーム」では、インターネットを利用している以上、どうしてもデータの送受信が遅れる場合があります。
特にアクションゲームや対戦格闘ゲームでは1フレーム(1/60秒)の誤差ですら致命的な世界であり、この誤差で結果が大きく変化してしまうこともあります。
サービス終了したら、すべて消滅
「クラウドゲーム」は、ゲームソフトもゲームのセーブデータも、すべてサーバで管理しています。
つまり、そのゲームのサービス自体が終了した場合、ユーザーの手元には何も残りません…
TVゲーム機はまだまだ必要
「ポケモンGO」や「パズドラ」などのスマホゲームのヒットにより「スマホでゲームを遊ぶ」のは浸透してきました。
しかしゲーム機のゲームや、スマホゲームが主流になっている中、「PCでゲームを遊ぶ」というのは、まだまだマニアックな領域。
今回の「クラウドゲーム」というものも、まだまだ流行っていない段階です。
今後、5Gが導入され始めることで「クラウドゲーム」は、ますます快適なゲーム環境になることでしょう。
しかし、一方で、まだ一度もTVゲームを遊んだことのない人にとって、いきなりPCゲームや「クラウドゲーム」で遊ぶのは、おそらく敷居が高すぎます。
これからTVゲームをはじめて遊ぶという人のためにも、既存のTVゲーム専用機やスマホゲームは、今後も必要になるのではないでしょうか?
最後に
これまで「クラウドゲーム」について書いてきましたが、
じつは僕はまだ「クラウドゲーム」を遊んだことがありません。
(ゲームとセーブデータをすべてサーバで管理している「ポケモンGO」は、多分クラウドゲームに入ると思いますが…)
「テレビとゲーム機とゲームソフト」という昔ながらの「TVゲームのかたち」もいいですが、
TVゲーム好きとしては、こういう新しい「TVゲームのかたち」にも、一度触れてみたいものですね。
今回は以上です。
ご覧いただきありがとうございました。